![メダカの育て方](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/contents_img_02.jpg)
知識コンテンツ
・牡蠣殻を入れる理由って何??
牡蠣殻を入れると、水質安定・水質浄化が期待できるからです。
水が痛んで水質が酸性になった時に、牡蠣殻の成分が溶け出して水質を中性~弱アルカリ性に戻してくれます。
さらにその時にミネラルも放出してくれる恩恵があります。
さらにさらに!
殺菌作用もあると言われています!
そんな牡蠣殻を、メダカ飼育に使用することはとても有効だと思います。
・牡蠣殻を入れるとなんで水質が安定して、水が浄化されるの??
酸性に傾くと牡蠣殻の成分が溶け出して水質を調整して
牡蠣殻にバクテリアが住み着いて不純物を分解するから
水質が悪化する条件としては、糞や食べ残しなどによる水の痛み。
また野外飼育であれば、酸性雨も水質に悪影響を及ぼします。
それらが原因で水質が酸性に傾くことにより、メダカの調子が悪くなります。
牡蠣殻は酸で溶けます。
つまり水質が酸性に傾くと、牡蠣殻が溶けて中性に戻してくれるのです。
その時に堆積したヘドロ等のpHを引き上げ、有害な硫化水素を吸着して無害化する力もあります。
筑波めだかで販売している牡蠣殻の表面には、乾燥時でも死滅しないバクテリアがすでに付着しています。
このバクテリアが水につかることによって活性化し、濾過を助けてくれるのです。
さらには水槽の立ち上げ時などに補助してくれる役割も。
そして牡蠣殻は多孔質の構造をしています。
多孔質部分にも濾過バクテリアがさらに住み着き、水をキレイにしてくれるのです。
牡蠣殻ならなんでもいいの??
いいえ。
牡蠣殻なら、何でもいいわけではありません。
筑波めだかの牡蠣殻には、2つの特徴があります。
焼いてない
砕いていない
この2つにはとても大きな意味があります。
◆焼いていないということ
牡蠣殻は炭酸カルシウムという成分でできています。
焼いてしまうとこの成分が酸化カルシウムに変化します。
炭酸カルシウムと酸化カルシウムって何が違うの??
炭酸カルシウム(焼いていない)は水質が中性~アルカリ性では溶けにくいという性質を持ちます。
つまり、水が酸性に傾かなければ、必要以上にアルカリ性には傾かないということです。
酸化カルシウム(焼いた)は水に溶けやすい性質を持ちます。
つまり、水質に関係なく入れれば入れるだけアルカリ性に傾きます。
投入量を間違うとアルカリ性に傾きすぎてしまうのです。
乾燥状態であっても、牡蠣殻のヒダの部分にバクテリアが生息しています
このすでに付着しているバクテリアが、汚物分解をする働きをします。
これらは加熱処理(煮沸も同様)で焼失してしまい、生物分解の恩恵を受けられません。
「牡蠣殻を焼却すると細かな空洞ができて、そこに新たなバクテリアが定着する」と考えられています。
しかし焼却前の牡蠣殻にもバクテリアは相当量存在でき、焼却後の空洞の恩恵はそれほど多くないと考えています。
もし空洞を期待するのであれば、ちゃんとしたろ材を使用した方が効率はいいはずです。
むしろ焼くことによって「酸化カルシウムになる」「バクテリアが死滅」「モロくなる」「そのほかのミネラルも消失」といった、デメリットの方が目立ってしまうと考えています。
◆砕いていないということ
砕いてしまうと炭酸カルシウムでも水に溶けだしやすくなります。
メンテナンスを考えても、細かくなった牡蠣殻は扱いにくいものです。
ネットに入れるという方法もありますが、観賞ということを考えるとあまり見た目のいいものではありません。
そして砕いていない何よりの利点は、メダカの隠れ家になるということ
![メダカ](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kakigara_01.jpg)
![メダカ](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kakigara_02.jpg)
特に冬場は落ち葉などを入れて、隠れ家を作ってあげたりします。
ですが、落ち葉って…腐るんだよね…
そこで!
砕いていない牡蠣殻をいくつか積み重ねてあげることで、立派な隠れ家が出来上がり!
水質安定、水質浄化、そして隠れ家にもなる牡蠣殻
これらは焼いていない、砕いていない筑波めだかの牡蠣殻だからこそ可能!
むしろ聞きたい
なぜ焼いてしまうのかを…
なぜ砕いてしまうのかを…
砕いた方が輸送コストが安くなるしね…
どんな形でも砕いちゃえば同じだしね…
数年の乾燥よりも焼却の方が早いしね…
焼いていないなら、家や居酒屋で食べた牡蠣殻を使ってもいいの??
それはオススメしません!!!
直前まで牡蠣いていた牡蠣殻には貝柱や外套膜などの有機物がついております。
これらの有機物は、逆に水を汚す大きな要因です!
筑波めだかの牡蠣殻は、これら有機物を2年間ほど野ざらしにすることで完全に分解しています。
だから牡蠣殻自体には生臭いような匂いもありません。
ここでおさらい!
筑波めだかの牡蠣殻は焼いていない!!!
・焼いていないから、成分の溶け出しが緩やか!
・焼いていないから、ミネラルが豊富!
・焼いていないから、バクテリアが付着済み!
筑波めだかの牡蠣殻は砕いていない!!!
・砕いていないから、余分に溶け出さない!
・砕いていないから、隠れ家にもなる!
・砕いていないから、メンテナンスも楽!
焼かない、砕かない。
殺菌処理や煮沸もしない。
年月をかけた自然乾燥が一番いいと思っています!
そして一つ一つ手作業で確認して選別しています。
だから筑波めだかの牡蠣殻はメダカ飼育にとって最適なんです!
商品ラインナップ説明
■純国産天然牡蠣殻
こちらは中身は同じで枚数が違うだけです。
使用方法はコチラ
■アウトレット牡蠣殻
![アウトレット牡蠣殻](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kaki_outlet.jpg)
不格好だったり大きすぎたり小さすぎたり、蓋側(平らな牡蠣殻)だったり。成分は同じです。
そして余洗いをしていないので、使用前によく洗ってください。
![牡蠣殻アウトレット](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kakiout_1.jpg)
予洗いしていませんので、砂等の汚れをしっかり落としてください
![牡蠣殻アウトレット](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kakiout_2.jpg)
牡蠣殻同士が癒着してしまった個体があります(未選別)
![牡蠣殻アウトレット](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kakiout_3.jpg)
他の貝がついている場合があります(未選別)
![牡蠣殻アウトレット](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kakiout_4.jpg)
割れや欠けがある場合があります(未選別)
牡蠣殻の使い方
STEP1
届いたらハサミで開封してください
![牡蠣殻の使い方](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kaki_1.jpg)
![牡蠣殻の使い方](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kaki_2.jpg)
STEP2
予洗い済なので、流水で軽く洗ってください
![牡蠣殻の使い方](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kaki_3.jpg)
![牡蠣殻の使い方](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kaki_4.jpg)
STEP3
角が鋭い部分があるのでご注意ください
![牡蠣殻の使い方](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kaki_5.jpg)
![牡蠣殻の使い方](https://gigaplus.makeshop.jp/tsukume2013/images/kaki_6.jpg)
●使用量の目安
大体10ℓで2枚~3枚程度。
酸性に傾かなければほとんど溶け出さないので、多くても心配はありません。
水替えの頻度が下がる冬場などは、隠れ家の意味も込めて多めがオススメ!
●使用上の注意
天然ものなので、大きさや形にばらつきがあります。
海藻や貝殻が付着している場合があります。
予めご了承ください。
鋭い部分がありますので、怪我をしないように気を付けてください。
●豆知識
古い牡蠣殻は細かく砕いて土に混ぜると、カルシウム豊富なアルカリ質の土壌を作ってくれます。
園芸などの趣味もお持ちのお客様には、再利用方法としてお勧め!
(特にバラを育てている人は、牡蠣殻を土に混ぜるといいそうです)